片足カバリア島

狐かわいいよ狐、な狐の、MMORPG「トリックスター」お子様には不向きなプレイ日記。文字サイズは「小」がいいみたい。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

マシュマロとハッカキャンディー(表) 








恋にやぶれた事がありますか?

その傷は 癒えましたか?

まだ 心が痛むのなら

それはまだ 恋をしている 証拠


さあ今夜は そんな 一人の少年と 一人の 青年の

どっちつかずな 恋物語


恋におちた人たち そしてこれから 恋をする人たちへ 捧げます


























「マシュマロとハッカキャンディー」


脚本・演出:ネイノー

男子生徒:ウッディ・・・

教師:フミヅキ

保険医:ツムグ

主人公の片思い相手:おうば

教師の片思い相手:キャラメルティア

女生徒たち:ネイノー †夢† 水琉






















毎晩のように、泣いているせいなのか

喉を痛めてしまった。











おかげで、ドロップが手放せないのだけど

僕は―――

そんなにうるさく嘆いていたんだろうか


「飴でも舐めて黙っていろ」


誰かから、そう、叱られている気分になる



……彼女の事が、好きだった

僕だけが好きで、

それだけの事だった。










はっきりしない態度に さぞ

いたずらに お心を乱されたのでしょう

ごめんなさい

さようなら 先生

どうしようもなく 子供な私を どうか許して下さい












ひと月前にもらった手紙……

これをくれた彼女は今 毎朝、教室のかたすみで

まるで、そこだけ早咲きの桜が開いたような

華やかな笑顔で、友だちと話をしている

これをくれた彼女は

何もなかったみたいな顔で

僕の授業を、受けている

これをくれた彼女は


もう、どこにも居ないんじゃないだろうか

僕はここに居るのに。


けれど……

この喉は、涙のせいで、痛んでしまって

彼女を呼ぶことは、叶わない



教え子への 片思いにやぶれ

傷心の日々を送る教師 フミヅキ

そんな彼が 顧問をつとめる 美術部に

ある日 闖入者が 訪れます









とつぜんやって来て 美術室の一角を 占領し

もくもくと 絵を描き始めた 男子生徒ウッディ

熱意に負け 部員の困惑をよそに フミヅキは

彼の入部を 承諾するのでしたが


ウッディが いきなり 絵に 打ち込みだしたのには

理由が あったのです






















教える立場として、恥ずかしい事をしたのかもしれない

僕は、一心不乱に絵を描き続ける彼の隣で

洗いざらい、打ち明けてしまった


話し終えると、彼が僕を振り返った

同じ境遇どうし 通じ合うものを感じたのかもしれない


だけど、僕は彼に対して

尊敬のようなものを、覚えはじめていた


筆のひとぬり、ひとぬり、

恋に破れた悲しさが、塗りつぶされてゆく

その衝動や、努力を……



絵が完成するまで、毎日指導をする

そう、約束した。


















とくに、何だってわけじゃない


ただ、あのハッカのキャンディーは

恋愛を失った人間の シンボル


気丈に見える 彼のノドも

少しだけ、涸れていた気がしたから








さて そんなウッディ

実は もくろみがありました


描いた絵を コンクールに送り

それが 有名になれば

自分を振った 女の子も 振り返って くれるであろう


そういう 作戦だったのです













かしましい 娘たちの うわさ話

フミヅキの 熱っぽすぎる指導が やり玉に あがります














「同性に 憧れともつかない 恋愛感情をいだくのは

思春期の 男の子には よくあること」

養護教諭に そう言われ

「まさか まさか」と 疑いながらも

「ひょっとして」なんて 思ってしまう フミヅキ


恋を あきらめきれない ウッディ

その熱意を 自分へ 向けられたものなのかと

勘違いをはじめてしまった フミヅキ

「気持ちに 応えられない!」と ある日の放課後

逃げ出した 教師を見て

ただ少年は いぶかしむばかり









そんなウッディ フミヅキを 追いかけていった先で











教師を振った 同い年の そして 片思い相手の おうばの親友

キャラメルティアに 出くわします










ここで会ったのも 何かの縁と

ウッディは かねてからの 疑念を 告白します


どうして 何も言わずに サヨナラされて しまったの?

なぜ君は 先生を 振ったの?



少女は 答えます



世の中にはね

恋より楽しいことが いっぱい あるの

私とおうばは、それに気づいたの

彼女は、部活。私は、本。

今のところ あなたの入り込む余地なんて

1ミクロンもないわ お気の毒様



そんな少女の態度に 激昂する ウッディ

ところが









言い争いの さなか

通りかかった フミヅキも 聞き耳をたて

「先生の気持ちは どうなるんだ!」との

ウッディの叫びに ますます 誤解を深め


少女の言葉は 少年の心に 深く 深く 刺さるのです











恋が終ったその時に

何も残らないと思ったら、違うのよ

あなたが描いていた未来への展望は

水の流れを手で受け止めるように、

あとから溢れて、けして二度と

すくう事は、かなわなくなったかもしれない


けれど、手のひらにシズクが残るの

大事な、大事なものが、見つけられるの



……よく、わかんないよ


あなたは、恋してるもの

でも……

私から見れば、こだわっているようにしか思えない



どうして、初対面の人にそんな事


さあ。恋の外側にいるからかしら



立ち去る キャラメルティア

何か 思わしげな表情で その場を離れる ウッディ


そして フミヅキはひとり

少女を そして少年を 想うのでした


キャリーさん、何だか変わったな

それにしても、あんなに……

あんなに考え詰めていたなんて


ウッディ君……











ああ!

僕には、どうしてやる事もできない


キャリーさん、やっと

やっと君の気持ちが、わかった気がするよ

報われない恋は、両方が罰を受けるんだね


僕が、君から受けた傷

そして今、ウッディ君から受けている痛み

僕が、君に与えた苦しさ

それはみんな みんな、同じなんだ


ごめん……キャリーさん

僕は一方的すぎた。盲目になっていた!






いっぽう 人騒がせウッディは

部活帰りの おうばのもとへ


















今までありがとう

さようなら


背を向け 振り返らず 自分を もちはじめた ウッディ


そんな彼を見て










またひとつ あらたな恋の物語が はじまるのでした
























あわれフミヅキ 勘違いをしたまま

しかし












なんだか、晴れ晴れとした表情をしているね

昨日までとは違って



ええ、先生も


最後に、教えてくれないか

















嵐のような 少年は

「そうだったのかもね」と

口のはじを 持ち上げ 教室を 出ていくのでした

少女にだけ 打ち明けた 熱い希望を 胸にやどして














恋愛を 失った者の シンボル

それが ハッカキャンディー

そう もうすでに フミヅキは 恋にやぶれた男では 

なくなって いたのですから












でも これもまた

ひとつの恋の 始まりなのかは……


誰も知らない 「めでたしめでたし」の

あとのおはなし

























おしまい。





















【次回予告】

そして明かされる 裏舞台

本番寸前まで ネイノーさんの 心を惑わす 男の名は?

キャリーの混乱 笑いをこらえる おうば そして誤爆

ウッディの心配 団員の緊張 影で支える 狙撃兵

もうひとつの「マシュマロとハッカキャンディー」が 幕を開ける


次回「マシュマロとハッカキャンディー(裏)」

どうぞ お楽しみに!


ブログランキング:ブログが一方通行でない証
↑ブログランキングについて
「読んでます」 そう 思いながら 押していただけたら 嬉しいです
「読んでもらえてるんだな」 と 思います
感想のほう ショコラブログのスレッドに どんどん お寄せ下さいね
ほんとに ありがとうございました!
しばらくは この時の思い出だけで ご飯が 二杯くらい 食べられます


スポンサーサイト
[ 2007/04/02 10:31 ] 劇団での事 | TB(0) | CM(5)
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2007/04/02 11:16 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2007/04/02 17:53 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2007/04/02 18:16 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2007/04/03 00:35 ] [ 編集 ]
>非公開コメント十八番さん
ご来場 ありがとうございました
お楽しみいただけたようで 幸いです。
ギルドを 持っていらっしゃるんですね。
そちらも 頑張って下さい。

>非公開コメントZさん
ご来場 ありがとうございました。
あらすじの方 舞台は なまものですから リアルに 再現することは できませんが
脚本サイドとして できる限り わかりやすい編集を こころがけたつもりです
舞台裏編 まだ 続きます 
また いらして下さいね。

>非公開コメントGりん
ウッディ少年は 成長したんだよ。うんうん。
ウッディ当人の 冷静さとは 関係なく ショタ層に 人気が 出始めてて
なんだか 笑えます

>非公開コメントKさん
ショコラwiki…… お楽しみ下さったようで 光栄です。
素敵な出会い して下さいね!
[ 2007/04/03 11:14 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
カウンター
リンク
リンク先についてはこちらをご覧下さい
Copyright(C) 2006 GCREST,
Inc. All Rights Reserved.
(C)Copyright 2006 NtreevSoft
Co., Ltd. All Rights Reserved.
Ntreev and Trickster are
registered Trademarks.
このブログをリンクに追加する


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。